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企業誘致に力傾注へ、県外にも積極アプローチ

企業誘致に力傾注へ、県外にも積極アプローチ

 宮田村は今まで手薄だった県外の企業も積極的に誘致しようと、アプローチを本格的に開始する。PR用のパンフレットも新たに作成。東京、名古屋にある県事務所とのパイプを強め、企業情報を収集する。情報戦略を巧みに活用して誘致に成功している近隣の自治体もあることから、同様な条件にある交通網や環境の良さもアピールする。
 22日は産業建設課長らが県東京事務所を訪問し、29日には同名古屋事務所へも職員が赴く予定。
 「駒ケ根市などは足しげく通って、誘致につなげたと聞く。私たちも月に1回は最低顔を出して、企業情報を得ていきたい」と村産業建設課商工観光係は説明する。
 今までは工業用地が限られるなどの面から、積極的に誘致に乗り出せなかった部分もあるが「農地の転用も含め、ニーズにあった用地確保にも取り組みたい」(同係)とする。
 工業が盛んなイメージが強かった同村だが、近年は用地不足も重なり新たな進出は限られている。
 さらには、地元に本社を置く有力な製造業が伊那市へ工場を新設するなどの動きも。村内でも懸念が広がり始めており、誘致強化も打開の一歩にと同係は力を傾注する考えだ。

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