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議員定数維持、削減で平行線、決着は9月議会へ

議員定数維持、削減で平行線、決着は9月議会へ

 宮田村議会は来春に選挙を控え、議員定数の維持、削減で内部意見が分かれている。21日の全員協議会で定数12の維持案を議会運営委員会(議運)は示したが、10に削減を主張する議員らは譲らず平行線。決着は9月議会の本会議に委ねられる見通しになった。
 議運側は3月に行った区長会との懇談で削減に慎重な対応を求める意見、雰囲気が強かったことや、周辺自治体の状況など考慮するなかで「維持」が妥当と提案。4人の委員全会一致だったという。
 対して・ス削減派・スの議員は「最終盤に来て、議運の考えを示すことが許されるのか」と反発。別の議員は「村民に自らの考えを示すことが一番大切。本会議で正式な手続きをとるべき」と続けた。
 同議会は議会改革のひとつとして、区長会との懇談会や村広報紙の議会だよりに資料を掲載するなど、定数の議論を深めてきた。
 ・ス維持派・スのある議員は「12人が多いとは思わないし、批判もない」と言及。別の議員は「定数を16から12に減らしてまだ1期目。もう少し様子を見てからでも遅くない」と説明する。
 ・ス削減派・スのある議員は「村の自立を進めるために今以上の改革は不可欠。議員が自らの身を切って、一緒に頑張ろうと姿を示すことが大切」と主張。村議会規則で2人以上の賛同者が必要だが、条例改正案提出に意欲をみせる。
 来春の選挙を見据えると、9月議会が最終判断を下す・スタイムリミット・スだが、削減、維持で揺れるある議員は「村民が議員定数の問題に余り関心がないことも確かなんだよ」と漏らす。

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