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魅力あるエリアに西山山麓観光開発研究会発足

魅力あるエリアに西山山麓観光開発研究会発足

 宮田村は21日、広域農道西側に広がる新田区の山麓一帯を観光エリアに整備しようと「西山山麓観光開発研究会」を立ち上げた。住民公募や地元企業、商工観光、農業関係者など27人で構成。良好な自然環境に点在する施設を結び付け、食や体験などの魅力をいかに見出せるかが焦点。面的な活性化に向け、民間活力を注入して約1年かけて知恵を絞る。
 中央アルプス駒ケ岳の玄関口に位置する西山山麓。村の第三セクター運営の観光ホテル、温泉施設がある。
 年間6万人が見学に訪れる本坊酒造などもあるが、太田切川を挟んだ対岸の駒ケ根高原の賑わいに比べ、エリアとしての活性化は図られていない。
 研究会は「自然」「産業」の2グループで構成。月に1度開き、資源の掘り起しなど現状分析から着手する。
 村民アンケートなども行い、来年3月に中間報告。同7月に最終報告書を作成する。
 西山山麓は、住民有志が想いを持ち寄った「四季の里構想」をはじめ、幾度となく観光拠点として議論が交わされてきたエリア。
 最近では天竜川漁協が運営した旧宮田養魚場が閉鎖になり、新たな引き受け先を模索。
 多くの人が利用する村の総合公園ふれあい広場近くには、観光誘客も視野に入れて菓子製造の北川製菓(駒ケ根市)が工場を進出するなど、状況の変化も生まれている。
 研究会ではこれらの新たな課題も含め検討することになるが、夢を描くだけでなく、実践に移行する内容も求められる。
 会役員は次の通り。
 ▽世話役=小原勇▽同代理=増田清【自然】リーダー=平沢秋人▽同サブ=小田切等【産業】リーダー=春日元▽同サブ=吉澤小百合

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