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ZANZA2007(仮称)を発表

 伊那市長谷の入野谷一帯でうたい踊り継がれている「ざんざ節」をロック調にして新しく振り付けた「ZANZA2007」(仮称)が完成した。10月14日の第24回南アルプスふるさと祭りで、市民が踊って盛り上げる。曲名は近く、市民を対象に公募して決める。
 ざんざ節は江戸時代末期から、木炭やまき、大豆など馬の背につけ、高遠へ運ぶ馬追いたちにうたわれ、やがて盆踊りや酒の席のうたになったといわれる。
 「ZANZA」は、ざんざ節をアップテンポに編曲。振り付けは仙丈ケ岳を目指して歩く、中尾歌舞伎の大見得を切る、人々の友愛などをイメージし、腕を広げたり、飛び跳ねたりと前に進みながら全身を使って踊る。
 9月上旬、「ZANZA」を収録したDVDを長谷地域の全戸(約700戸)へ配布するほか、踊り練習も組む。
 以前から、若い世代が親しめるように新しい振り付けを望む声が出ていた。2月、ふるさと祭り検討委員会でリニューアルを決定し、市内業者に委託。22日夜、第1回ふるさと祭り実行委員会で発表された。
 曲名は公募したあと、実行委員会で選考し、ふるさと祭りで発表する。
 振り付けを担当した長野市の境じゅんこさんは「ざんざ節の持っている優美さ、重さを取り入れ、地域で暮らす人の優しさ、強さを伝えたかった。激しい動きだが、繰り返しなので覚えやすい」と話した。

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