みはらしの湯で天体写真展
西箕輪在住の野口輝雄さん(56)による天体写真展が31日まで、伊那市西箕輪の日帰り温泉施設「みはらしの湯」で開かれている。野口さんが過去10年にわたって撮影した彗星や月食などの天文写真約20点が、訪れた入浴客の目を楽しませている=写真。
市内の小学校に勤務する傍ら、伊那天文ボランティアサークル「すばるの会」の代表などを務め、上伊那から見える夜空の天体写真を撮影し続けている野口さん。昨年はシュワスマン・ワハマン第3周期彗星の撮影にも成功しており、今回はその写真も展示している。そのほかにもオリオン大星雲や獅子座流星群、アンドロメダ銀河などをとらえた天文写真が並んでおり、幻想的な世界が見る人の心をひき付けている。
野口さんは「上伊那は夜空が暗く、天体写真を撮影するには優れている。そんな環境をいつまでも守っていくことが私たちの責務ではないでしょうか」としている。