箕輪西小4年生が乳搾り体験
箕輪町農業者クラブ(根橋英一会長)と上伊那畜産振興協議会による「酪農1日体験学習縲恣菶p牛に触っちゃおう縲怐vが23日、箕輪町の箕輪西小学校であり、4年生(17人、山本三奈教諭)が乳搾りや牛乳を使った料理作りなどに挑戦した。
箕輪町農業者クラブが、伊那市手良の酪農家・酒井秀明さんが子ども向けに搾乳体験をしていることから、箕輪でもやりたいと初めて計画。地域の人に牛とふれあい、牛や牛乳の知識と理解を深めてもらうと同時に、食育の一環として子どもたちに食や命の大切さを考える場を提供したい-と学校に呼びかけ実現した。
4年生は今年、総合的な学習でアイガモを飼う計画で、命に触れる機会にしようと今回の体験に取り組んだ。
学校にやってきたのは酪農家の根橋会長の家の4歳のホルスタインと4カ月の子牛。児童は一人ずつ乳搾りに初挑戦し、乳を手のひらに受け「あったかい」と驚いた様子。「もう一度体験したい人は?」と聞かれると大急ぎで牛の周りに集まっていた。植田涼太君は「搾るのは少し難しいけど牛は怖くない。乳があったかいのは知らなかった」と話した。
児童は機械搾乳を見た後、搾りたての乳を入れたペットボトルを振り続けてバター作りもした。牛を怖がることなく優しくなでる児童もいれば、牛に向かって「モー、モー」と鳴き続ける児童も。子牛が排尿すると「しっこした!」と大騒ぎ。「牛はなんでモーっと鳴くのか」など、専門家を困らせる質問も飛び出し、牛とふれあいながらの学習を楽しんだ。
根橋会長は、「小さいころから牛とふれあい、酪農に関心を深めてほしい」と話していた。