高校サッカー選手権県大会 チーム紹介(3)伊那弥生
春の高校総体県大会出場のシード校。選手権大会に向け、3年生が抜けた穴は大きいが、チームを経験豊富な2年生が中心となってけん引する。「自分たちの代になったとの自覚もあり、選手たちが中心となって練習に励んできた」と渋谷監督。この大会は新チームの実力を発揮する絶好のチャンスとなる。
攻撃的な個性の強い選手が集まる。前チーム比べ、技術的に見劣りしないが精神的支柱であり、特にDFラインを組織した3年生が引退し、全体的なコンビネーション不足に不安があった。この夏の長期休暇中は、他校との練習試合で実践的な連携を確認。9日間で20試合前後の過酷な日程を乗り越え、選手たちは、意思の疎通を得て、ひと回り大きく成長した。
トップ下のMF保科(2年)が攻撃の起点となり、サイドや相手DFラインの裏などに多彩なパスを配り、得点チャンスを演出する。チームの看板である2トップは、FW清水(2年)、FW北原(1年)で、力強いポストプレーが魅力だ。チームの課題である決定力不足を打破するため、大会中の2人のコンディション調整に期待したい。
初戦は、下諏訪向陽と須坂園芸の勝者と対戦(9月8日午後3時、飯田風越高校)する。
中島亮主将
3年生が残っている高校がある中、自分たちは2年生が主体となって1年生をまとめてきた。1試合でも多く試合に勝ちたい