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皆既月食 伊那でも観測

 地球が太陽と月の間に入り、地球の影が月を欠けさせて見せる現象竏秩B28日夜、全国各地で約6年ぶりとなる皆既月食が観測された。地球の影にすっぽりと包まれた月は、普段の輝きとは違う赤銅色のにぶい光を放ち、見る者を驚かせた。
 皆既月食は、午後7時ごろから約90分間の現象だった。伊那市の伊那東小学校校庭では、伊那天文ボランティアサークル「すばる星の会」(野口輝雄代表)が市民観察会を開催。最初の30分間は雲が邪魔をしたが、集まった約150人の親子連れらは、肉眼や望遠鏡で変容した月を眺めた。
 野口代表は、地球の大気で屈折して入り込んだ、波長の長い赤色の一部の太陽光に照らされ、月が赤黒く見えたと説明。観察に訪れた、伊那東小4年の松沢卓磨君(9)は「初めて月食が見れてうれしかった。まさか赤く光るとは思わなかった」と目を輝かせていた。

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