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伊那市美篶の大森英明さんの写真展

「夢幻の世界 富士山PARTII」

 富士山を取り続けて10年以上になる、伊那市美篶の会社員大森英明さん(58)の写真展「夢幻の世界 富士山PARTII」は9日まで、伊那市荒井の市立伊那図書館広域情報コーナーで開いている。富士山の夜景や四季折々の風景を表現した作品が飾られている。入場無料。
 アマチュアカメラマンの大森さんは、年間30回前後、富士山を撮影するため、山梨、静岡県に足を運んでいる。同会場での個展は7年連続となり、今回は「月と富士山」を主なテーマとした全紙サイズ21枚、全倍サイズ1枚の計22枚を並べる。
 満月が富士山の頭の上に浮かぶ笠雲の中へ沈む様子を撮った「夜明けの競演」は、本年5月に撮影した力作。「山頂の上に落ちてくる月を狙っていて、たまたま雲がかかった」と大森さん。根気よく通い続け、チャンスに巡り会えた瞬間だったという。
 大森さんは「富士山は何回でも足を運ぶ魅力ある山。誰も見たことのない1枚が撮れた時が私の富士山撮影の終わりだと考えるが、一生涯のテーマだと思う」と話している。
 3日は休館。午前10時縲恁゚後7時(最終日は午後5時)。

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