駒ケ根市BDF精製所開所式
駒ケ根市が環境対策の一環として取り組んできた、家庭から出る使用済みのてんぷら油などの廃食用油をBDF(バイオ・ディーゼル燃料)に精製する施設が新たに完成し31日、同市町四区の大田切リサイクル・ステーション内の現地で開所式が開かれた。関係者など約30人が出席し、テープカットなどを行って施設の完成を祝った=写真。一般家庭からの廃食用油の回収は6月から始まっているが、施設の完成により、リサイクルのシステムがようやく整った。精製したBDFは廃食用油の回収車やごみ収集車などの燃料として使用し、余剰が出た場合は1リットル約105円で希望者にも販売していく考え。
市は施設への廃食用油の回収量を年間約2万リットルと見込んでいる。施設の装置の精製能力は一日当たり160リットル。事業費は約390万円で、県の元気づくり支援事業に採択されている。