花ろまん23太陽に映える赤と黄で花いっぱいに
伊那市まちづくり大賞エントリー花壇から
8月の終りに恵みの雨が降り、9月の花壇は生気を取り戻した。明るい太陽をイメージする真っ赤なサルビア、カンナ、オレンジ色や黄色のマリーゴールドなど、6月に定植した花たちは酷暑と乾燥の夏を乗り切り、ほっと一息。これから霜が降りる11月末まで、次々と咲いて、沿道を彩り、花いっぱいの町、「伊那市」をアピールする。今回は伊那市まちづくり大賞にエントリーした夏花壇の中から紹介する(大口国江)
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伊那市のまちづくり大賞
伊那市まちづくり大賞は「美しいまちづくりと地域コミュニティーの推進」が目的。四季を通じて花を楽しむことができるまちづくり活動を支援し、優秀な活動をたたえ、表彰するもの。応募対象は「花いっぱい活動」「学校花壇づくり活動」。活動期間は4月縲・0月。審査は春(5月)、夏(8月)、秋(10月)の3回。総合評価で大賞(最優秀賞)、特別賞、優秀賞などを決定する。今年は花いっぱい部門に25団体が、学校花壇部門に7校がエントリーした。
【小沢花の会】広域農道沿線の東西に展開する花壇は45アール、最大規模、15種類1万5千本が咲き誇る。春の芝桜の富士山は県内外から観光客を集める伊那市の名所として、つとに有名だが、夏花壇も規模、技術ともに別格。「花づくりや花を通じて、多くの人々との交流が1番楽しい。会員の減少と、高齢化が課題、地域内外で会員拡大を図りたい」(池田清和さん)
【アクセス通りを美しくしよう会】きれいに刈り込んだヤナギ並木、ごみも雑草もなく、四季の花が咲き、通る人も住む人もさわやかにしている。「伊那市の玄関口として、よそから来た人が1番目につく場所。ポケットパークはカンナを中心に立体的に、緑樹帯にもマリーゴールドを植え、全体に花が見られるように工夫している」(小松弘さん)
福地の里花の庄】市道桜井殿島線沿、マリーゴールドとケイトウのコントラストが見所。「子どもと大人が一緒になって、花の苗の植え付けや管理をしている。今年は有機堆肥で栽培し、病気もなく、いい花が咲いた」(橋爪庄一さん)
榛原花の会】伊那生田飯田線沿800メートルの両側に植えられた、黄色とオレンジのマリーゴールド、真っ赤なカンナが目を引く。「カンナは夏の乾燥に強く、開花期間が長いのが特徴、土の中に埋けて、冬越しさせている。道路端の狭い場所なので、堆肥を入れるなど土づくりも工夫した。道行く人に『きれいに咲いているね』と言われるのが1番の励み」(伊藤忠男さん)
花
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