村保育園、外部専門講師のスポーツ指導で効果も
宮田村の保育園は、専門の外部講師を招いて園児へのスポーツ指導を積極的に展開している。理論に基づいた指導を行うことで、子どもたちの普段の動きや集中力に変化も。「運動指導は保育士だけでは限界もある。専門知識を持っている人に教えてもらうことは、子どもたちのやる気にもつながっている」と、関係者はさらなる期待を寄せている。
中央保育園は昨年度から保護者会の支援も受けて、村内のサッカークラブチーム・トップストーンのコーチを月に1回程度招へい。
今年度は村の社会教育指導員で、豊富な水泳インストラクターの経験も持つ伊藤百合さんを招き、2日間に渡って園児の水泳指導を任せた。
遊び感覚を織り交ぜ、飽きやすい子どもの関心を絶えず引き寄せる指導法に、関礼子園長は「我々ではこのようにはうまくいかない」と話す。
段階を追いながらレベル向上にもつながっていることを説明し、「指導が良ければ、子どもたちも一目置いて取り組む」とも。
馴れあいがちな園の生活だけに、より多くの地域の人に接することが園児の刺激になることも確かだ。
「たくましく育ってというのが一番の願い」。そんな関係者の想いが、元気な宮田っ子を育んでいる。