企業人権教育研修会
人権問題に対する正しい理解と認識を深めることを目的とする企業人権教育研修会が6日、伊那市役所であった。企業の雇用主や人事担当者など約100人が集まり、講演や講義を通して差別のない明るい職場づくりについて考えた=写真。上伊那地方事務所など主催。
企業における人権教育の啓発推進などを目的として毎年開催している。「笑顔と唄と元気の輪を」をテーマにした講演では、伊那市西箕輪公民館館長として子どもからお年寄りまでを対象としたさまざまな取り組み行っている城取茂美さんが自身の経験や取り組みを通して現在のストレス社会の問題を指摘。増加する自殺者や犯罪者の多くがストレスによる「うつ病」であると言われている中、ストレスを上手に解消することが重要となっていることを示したほか、「高齢者の経験や知恵を大切にした家庭、職場づくりをしてほしい」と語った。
また、長野労働局職業安定部職業対策課の和田一郎さんによる講義もあり、公正な採用選考について学んだ。