南ア林道バス運休
復旧の見通し立たず
台風9号の影響を受け、伊那市長谷の南アルプス林道バスが全線にわたって運行を休止している。7日現在で復旧の見通しは立っていない。紅葉シーズンを控え、南ア林道管理室は遅くも1カ月以内に復旧させたいとしている。
林道バスは、三峰橋付近の戸台口竏猪k沢峠間の延長22・6キロ。
6日午後2時から、降雨による事前規制(連続雨量100ミリ以上、時間雨量25ミリ以上)で戸台大橋竏猪k沢峠間が全面通行止めとなった。その後、所々で大小の土砂崩れなどが発生。高さ4メートルと大規模な個所もあり、通行できない。
南ア林道バス営業所には、利用者から運行にかかわる問い合わせが相次いでいる。
山小屋の市営長衛荘もしばらくの間、営業を休止する。
国土交通省の水文水質観測所情報によると、市内長谷黒河内にある北沢雨量観測所の1時間雨量が最も多かったのは6日午後10時の51ミリだった。
南ア林道バスの利用者は6日現在で、2万8369人。