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辰野さんと創作仲間が上高地で10月に「茜織展」

辰野さんと創作仲間が上高地で10月に「茜織展」

 物語や風景など感じたイメージを豊かな色彩で表現する・ス茜織り・スを提唱する宮田村大原区の辰野恭子さんと、村内外の創作仲間11人が来月、上高地の自然を題材にした展覧会「茜織展」を同所の上高地アルペンホテルで約1ヵ月に渡り開く。宮田村の自然をイメージした作品も並べ、北、中央両アルプスの夢のコラボレーションが・ス織物・スで実現する。
 以前から上高地で作品を発表したいと考えていた辰野さん。同ホテルの全面的な協力で、松本市制施行100周年記念事業として開催が実現した。
 辰野さんらは伊那谷の100人から聞いた上高地のイメージも織物に。カラマツやコナシなど、四季の変遷を印象深く感じる作品も数多い。
 宮田村を題材にした作品も展示。山ぶどうをはじめ、中央アルプス山麓の豊かな村の自然をイメージした力作を多数出品する。
 かつて伊那市共同作業所長も務めた辰野さんは、15年以上前に下伊那郡喬木村の在宅障害者の活動支援として織物教室を開講。同村出身の児童文学作家・椋鳩十の作品からイメージをふくらませ、・ス茜織り・スは始まった。
 今は宮田村にも教室を開き、展覧会には須坂市や東京の仲間も作品を寄せる。
 「全国の人が集まる上高地。素晴らしい出会いがあるはず」と辰野さん。期間は10月3日から同31日まで。

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