赤穂高で国際理解特別授業
駒ケ根市の赤穂高校(米山明広校長)は7日、母国イラクで病気の子どもたちに院内学級で勉強を教えている教師のイブラヒム・ムハンマドさんを講師に招いて国際理解特別授業を行った。普通科言語文化コースの1年生約40人が授業に臨み、イラクの現実と命の大切さを学んだ。ムハンマドさんはイラク戦争に巻き込まれて妻を亡くした自身の経験や、勤務するバスラの院内学級の子どもたちの悲惨な状況などを通訳を介して生徒たちに語り掛け、命の大切さと戦争の愚かさを訴えた=写真。生徒らは初めて聞くイラクの生々しい話の数々にかたずをのんで聴き入っていた。
ムハンマドさんは諏訪中央病院院長の鎌田実さんが代表を務めるJIM竏誰ET(ジャパン・イラク・メディカル・ネットワーク)の招きで8月に日本を訪れ、全国各地で講演会を開いている。