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伊那市用地選定委員会、現地調査対象地15カ所を決定

 上伊那広域連合の新ごみ中間処理施設の建設地を検討する伊那市用地選定委員会が13日、市役所であった。これまでに候補地として挙がった田原、野底、青島、美篶(現施設隣接地)の4カ所のほか、過去に上伊那広域連合が適地として絞り込みを行った候補地4カ所と、事務局が「適地になりうる」という情報を収集したとする8カ所が今回初めて示され、1カ所を除く15カ所を、次回の現地調査対象地に決定した。
 今回事務局が新たに示したのは、六道原(美篶上川手)、大泉新田(西箕輪)、下小出(西春近)、表木(西春近)、藤沢川上流(西春近)、与地(西箕輪)、六道原(美篶下川手)、八手(手良)、福島(福島)、三峰川・天竜川合流点付近(下新田)、上山田(高遠町)、桜井(富県)の12カ所。このうち大泉新田については、現在工業団地の整備計画が進行中のため、立地不可と判断。また、三峰川・天竜川の合流点付近については、事務局の提案した場所が既存の工業施設敷地となっているため、当初案より東側にある土地を調査対象地とすることになった。
 また、地元の反対がある地区については、調査対象地からは除外しないことで合意し、事務局も「今回示したのはあくまで現地調査の対象地。候補地は実際に見たうえで検討してもらいたい」とした。
 そのほかにも、自然環境や生活環境の保全などといった面から候補地の適性を判断する「評価項目」の大枠を決定。次回は実際に調査対象地を訪れ、候補地の検討進めるほか、評価項目の詳細な内容も検討する。
 今回決定した調査対象地には同委員会で決定した「立地を回避すべき地域」は含まれていないが、下小出、表木、与地、三峰川・天竜川の合流点付近は災害面への配慮から立地を回避すべき地域とする条件に隣接している。

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