年間医療費38万円台で過去最高に、宮田村の国保被保険者1人あたり
宮田村の国民健康保険被保険者の1人あたりの年間医療費は2006年度、前年度に比べ2万8600円も多い38万5200円にのぼっていたことが13日、村住民福祉課のまとめで分かった。過去最高額を更新。その結果06年度の国保給付費は前年度に比べ14%増加し、国保特別会計決算は479万円の単年度赤字を計上するなど、厳しい状況は続いている。
1人あたりの年間医療費は右肩あがりの傾向で、過去5年間では7万円余り上昇。
06年度は特に入院費が前年度に比べ19・3%増加し、一般の外来診療は2%ほどの伸びだった。
13日に開いた村の国保運営協議会で報告したが、委員の医師は「高度医療が増えていることも影響していると思う。日常からの生活習慣病予防に力を入れるしかない」と意見した。
また、国保全体のうち老人の年間医療費の伸びも顕著で、06年度は前年度比3万8千円増の71万3100円だった。