新たな産業適地を計画
小黒原、大萱の2カ所
伊那市は、新たな産業適地として小黒原、大萱の2カ所を造成したいと考えている。地元説明をしている段階。
市は「産業立地」を施策の3本柱の一つに掲げる。市内8カ所に工業団地があり、拡張して対応してきたが、積極的に企業誘致するため、交通の便が良いなどの条件から次期候補地2カ所を選定。新たな工業集積地は03年度の鳥居沢工業団地に次ぐ。
小黒原は、市道西部1号線東側で、中央道西側の面積5万9千平方メートル。大萱は、伊那インターチェンジ北側の4万平方メートル。
一部を除いて私有地で、いずれも07縲・8年度に市土地開発公社が用地取得したい考え。農振除外など手続きを済ませ、08年度から造成したいとする。上・下水道などインフラ整備もする予定。
市産業立地推進室は、地震発生の影響で企業がリスク分散を考えていると分析し「優良企業が来ることで雇用につなげたい」と話した。
14日の市議会経済建設委員会協議会で報告があった。