稲刈り始まる

実りの秋を迎え上伊那各地の水田では、稲刈りが始まった。黄色く色付いた水田では、農業者らが協力し合いながら収穫時期を迎えた稲の刈り取り作業に励んでいる=写真。
15日から稲刈りを開始した箕輪町の南部営農組合では、午前10時ころからあきたこまちなどのほ場で作業を開始。約8アールをコンバインで収穫し、この日から稼動し始めた辰野町のライスセンターへと運んだ。コシヒカリは18日から刈り取りを始める予定だという。
上伊那農業協同組合(JA上伊那)によると、今年の生育状況は、7月の低温で出水の時期が4、5日ほど出遅れたが、その後、天候の良い日が多く、順調にきていた。しかし、9月に入ってからは曇天が続き、その影響でコシヒカリなどは刈り取りを3日ほど遅らせることとなった。
JA上伊那では、9月に行った坪刈りの結果から、本年度の作況指数を101・1と予測しており、ほぼ平年並みの収量を見込んでいる。