箕輪町郷土博物館「伝説の舞台を訪ねて」
箕輪町郷土博物館は17日、催し「伝説の舞台を訪ねて」で町内の西部地区を巡った。町民19人が参加し、各所で今に残る伝説を興味深く学んでいた。
町内まるごと博物館事業「みのわ訪ねて物語」の一環。伝説の舞台を訪ね、まだ知らない箕輪を再発見する企画で、第1回の昨年は東部地区を巡った。
今回は伝説「こぶとり医者」の舞台である大出道標近く、「源次郎さあ」の八乙女お堂跡、「金原長者の婚礼」の上古田金原、「帯無川の由来」の木下帯無川の4カ所を中心に、車中から御社宮司橋、富田伝米塚付近なども見学した。
金原長者が暮らしていたという伝説がある赤ソバの花が咲く上古田金原では、金原長者の娘が富田の米塚長者の家に嫁いだときの婚礼の話をし、パネルを使って紙芝居風に伝説を紹介した。
松島の上田博生さんは、「2年前に引っ越してきた。町のことを知らないので参加した」と、地域に残る伝説に関心を示していた。