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秋のツキノワグマの出没予測

 県林務部はこのほど、秋のツキノワグマの出没予測をまとめた。ツキノワグマのえさとなるコナラ、ミズナラなどの堅果類の豊凶調査結果は「並作から不作」で、凶作だった昨年と比べ、出没は少ないと推測しているが、キノコ取りなどで山に入る場合はクマと遭遇する可能性があるため、十分な注意が必要としている。
 クマは冬眠に備え、秋に堅果類を食いだめするが、山の堅果類が不足の年は、えさを求めるクマが人里へ出没する傾向にある。
 今年の堅果類の実り状況は、コナラ、ミズナラが並作から不作、ブナが不作(高標高地域で凶作傾向にあり)、クリが並作となっており、昨年よりはえさ不足にならないと考えられるが、昨年の異常出没で里に慣れてしまったクマが里に下りてくる可能性もあるとしている。
 対策としては▽クマの出没が多い早朝、夕方に山ぎわに出かける時は徳に注意するとともに、鈴やラジオを携帯すること▽クマのえさとなるような不要な果実(柿など)や生ごみなどは適切な処理を行うこと▽山へ入る時は複数で行動すること▽遭遇した場合はクマから目を離さずにゆっくりとその場を離れること竏窒ネど。
 また、目撃した場合は市町村役場か最寄りの地方事務所林務課に連絡するを呼びかけている。

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