不当要求に役場組織で対応、長崎市の事件教訓に
宮田村は不当要求行為等の防止に関する要項を20日付けで制定する。暴力団幹部の不当要求が市長の殺害にまで発展した長崎市の事件を教訓に、職員の安全と適正な職務執行を守るために役場組織として迅速な対応を図る。
村総務課によると、物品購入の強要を中心に呼び出しや嫌がらせ電話など、不当要求に準ずる行為が年に数件あるという。いずれも大きなトラブルには発展していないが、村長に対するものもある。
要項では行為が発生した場合に、副村長を会長とする対策委員会を召集すると盛り込んだ。緊急を要する時は、所属長が速やかに警察などへ通報するよう明記もしている。
要項の制定については14日の村議会総務文教委員会に報告した。