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伊那弥生ケ丘高校生が中川中学校で模擬授業

キャリア教育の一環で4人が就業体験

伊那弥生ケ丘高校生が中川中学校で模擬授業

 私たちの先生は高校生-。中川村の中川中学校で18日、伊那弥生ケ丘高校(伊那市)生徒による模擬授業があった。同高校3年の北原拓真君が1年2組29人に社会科日本史の縄文時代、弥生時代を教えた。中学生は熱心にノートを取るなど真剣に授業を受けていた。
 職業や勤労に対する理解を深め、進路意識を高めるキャリア教育の一環。高1年2人、3年2人が来校。教育実習計画に沿い、片桐校長から「教員志望の心構えと授業の見方」の講義を受けた後、先輩教諭の話を聞いたり、各教室を回って授業参観もした。
 5時間目は4人を代表して、北原君が1年2組の社会科の模擬授業に挑戦した。
 北原君は縄文時代のイメージ図を使って、概要を説明した後、黒板に、旧石器時代と縄文時代の相違点を列挙し、項目ごとに、副読本で確認させながら、授業を進めた。「1万年前」「縄文土器」「磨製石器」「三内丸山遺跡」と重要字句に丸印を付けるなどして、ポイントを押えた。
 堂々とした北原君の先生ぶりに、生徒たちは全く私語もなく、鉛筆を走らせたり、説明に耳を傾けていた。
 50分間の授業を終え、北原君は「とても緊張した。ただ、自分で説明しただけに終ってしまった。教えることは難しい」と感想を。一方、中学生は「黒板の字は見やすかった」「説明は分り易かった」と好評。片桐校長は「内容も良く、授業の組み立ても良かった」とほめていた。

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