【記者室】アイドリング・ストップもいいけれど
地球温暖化防止に一役買おうと、ここ1年ほどアイドリング・ストップに努めてきた。車を運転中、待ち時間が長めの信号で止まるたびにエンジンを切っていたのだが、再始動の回数も激増したことでバッテリーが消耗。ついに交換するはめになってしまった▼このところ高騰著しいガソリン代の節約も兼ねるつもりでいたのだが、そっちの効果ははっきりいってナシ。小さな環境保護の取り組みは結局バッテリー交換の1万数千円分、足が出た勘定だ▼環境省はバッテリー消耗について楽観的な見方を示しているが、アイドリング・ストップを勧めるだけでリスクについて知らん顔では無責任というものだ。国の役所だからといって、言うことをうのみにしてはいけない。(白鳥文男)