県道歩道設置、井水の安定対策求めて区長会が村長に要望書を提出
宮田村区長会(会長・縣忍町三区長)は25日、小中学校の通学路で交通量が激しい県道宮田沢渡線の歩道設置、太田切川から取水する井水の安定恒久対策を求め、清水靖夫村長に要望書を提出した。
歩道設置は沿線地域に「歩行者の安全を考える住民の会」が今年3月に発足したが、県は現在までに事業採択していない。
同会は近く通学時間帯の様子を現地診断する予定だが、縣会長から要望書を受け取った清水靖夫村長は「危機的状況を訴えていくことが重要。村としても県へ強く求めていきたい」と答えた。
また、太田切川の河床変化により、農業用水として取水する丸山井、大田切井、大久保井の3井水が日常的に苦慮している点についても要望。
安定して取水できる恒久対策を早急に求め、清水村長は「昨年の災害も通じて大変だという想いは共有している。経費もかかり難しい問題だが、機会があるごとに国に申し入れたい」と話した。