野良っ娘の会が「トマトジャム」商品化
箕輪町農村女性ネットワーク「野良っ娘の会」(55人、唐沢和子会長)が、箕輪町産の加工用トマトを使った「トマトジャム」を商品化した。
会は、農村女性の仲間づくりと、女性の立場から箕輪町の農業を盛り立てる目的で、会員が栽培した野菜や果物、加工品などをイベント会場で販売したり、花壇作り、加工施設などの視察や研修に取り組んでいる。
地産地消を目的に過去3年間、上伊那農村女性ネットワークがトマトを研究した中で、加工施設の視察でトマトジャムを知り、06年の研修で会員がトマトジャム作りを提案。会として取り組むことを決めた。
ジャムは加工用トマトと砂糖などを煮詰めて作る。箕輪町内の生産農家から出荷後のトマトを仕入れ、町産業会館で加工した。60キロのトマトからできるジャムは19キロ。湯むきしたトマトに30%相当の砂糖を加え、トマトの食感が残るよう少し形を残した状態で仕上げている。スパウトパウチという容器に詰め、200グラム入りで170パック作った。
上古田の赤そばの里入り口の直売所で1パック400円で販売。すでに在庫がほとんどない状態で、とても好評だったという。
会では、「せっかく商品化したので、来年も作りたい」と意欲を見せている。