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オカラコづくりに挑戦 十五夜の伝統行事楽しむ

オカラコづくりに挑戦 十五夜の伝統行事楽しむ

 上伊那地方に伝わる十五夜の伝統行事である「オカラコ」づくりが27日、伊那市の旧井沢家住宅であった。地元住民でつくる伊那部宿を考える会(田中三郎会長)の企画。会員15人が参加し、もち米をすりつぶしてつくった「オカラコ」などを縁側に供え、満月が出てくるのを待った。
 忘れ去られつつある伝統行事を後世につなげよう竏窒ニ昨年から始まり今回で2回目。参加者たちは、水に一昼夜浸したもち米6キロを2基の石臼を使ってすりつぶし、鏡もち状にした。縁側には五穀豊穣(ほうじょう)を願い、各自で持ち寄ったサトイモやカボチャ、ススキなどを一緒に供えた。
 「懐かしい光景だね」「子どものころはもちをつまみながらつくったもの」などと60縲・0歳代の会員らは、昔を振り返りながら「オカラコ」づくりを楽しんだ。供え終わったもちは、野菜と一緒に味噌や醤油仕立ての汁にして食べる予定だ。

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