アフリカ・キャラバン イン駒ケ根
来年日本で開催される第4回アフリカ開発会議とG8を前にアフリカへの理解を深めてもらおうと全国5カ所で開かれる巡回イベント「アフリカ・キャラバン」の第1回が29日、駒ケ根市のJICA(国際協力機構)駒ケ根青年海外協力隊訓練所を会場に開かれた。アフリカを支援する市民グループ「ジンバブエ友の会」会員らでつくる実行委員会主催。「アフリカ人、日本人、みんな地球人」をテーマに、シンポジウム「信州におけるアフリカ理解の今とこれから」が開かれたほか、アフリカン・ダンスや伝統楽器のワークショップと演奏会、アフリカン・ドラムのライブ演奏、アフリカを支援するNGOの活動写真展などが多彩に催された。
シンポジウムではアフリカ・ギニアのアブライ・サンコンさんなどパネリスト6人が参加者とともに相互理解の現状と今後などについて討論。サンコンさんが「アフリカというと、裸でやりを持っている竏窒ニいうイメージができ上がっているが本当の姿を知ってほしい」と苦言を呈したのに対し、ほかのパネリストや参加者らは「まずは音楽やスポーツなど、互いに興味のある共通点から入るのがよい」、「学校教育にもっと力を入れるべき」などの意見を述べていた。