子育て講座始まる
親と子のコミュニケーション方法を学ぶ
伊那市の木のがん具専門店「どうぞのいす」が主催する子育て講座が30日、伊那市図書館で始まった。市内を中心に、近隣市町村から子育て中の母親ら50人余が集まり、親子のコミュニケーション方法を学んだ。今後も月1回ずつ定期的に開きたいという。
「どうぞのいす」の子育てアンケートで、しつけに悩む人が多かったことから、子育て支援の一環として講座を企画。定員40人を上回る申し込みで、反響の大きさをうかがわせた。
市内に住む親業訓練協会認定インストラクター小椋佐代里さんを講師に迎え「親と子の心のきずなづくり」と題し、11月まで3回の日程で、子どもの心を開く聞き方を中心に学ぶ。
小椋さんは「親と子がスムーズにコミュニケーションを取るには、心の架け橋を作ることが大切。橋に障害物があると、親の言葉は子どもに伝わらない」とし「『聞く』ことは、質問して聞くことではなく、子どもの気持ちに寄り添い、感じること」と事例を出しながら、わかりやすく話した。
2回目は実際のコミュニケーションの取り方を練習する。
問い合わせは、「どうぞのいす」(TEL74・6697)へ。