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高遠高校の将来と同窓会活動を考えるシンポジウム

高遠高校の将来と同窓会活動を考えるシンポジウム

 高遠高校同窓会(井口公雄会長)は30日、「高遠高校の将来と同窓会活動を考えるシンポジウム」を伊那市の高遠町総合福祉センター「やますそ」で開いた。同窓会関係者など約30人が集まり、高遠高校を存続させていくための道筋と同窓会活動のあり方について話し合った=写真。
 高校再編などの方針として県教育委員会が示した「高校改革プラン今後の進め方について」で、高遠高校のような小規模校は次の再編校の有力候補となっていることを受け、同窓会も一丸となって高遠高校の今後を考えていこうと企画したもので、パネルディスカッションでは、同窓会員や同校の教員らが高遠高校の現状や今後取り組むべき課題について討論を展開。学校改革推進調整委員長の百瀬仁志教諭は、学区制として高遠、長谷地区の中学生が高遠高校に通っていた昔と異なり、現在は高遠、長谷地区の中学生の30%前後しか同校へ進学していないことなどを示す一方、魅力ある高校づくりの取り組みとしてコース制の充実などに取り組んでいることを説明。また、18回卒業生の前田久子さんは「少子化の波に打ち勝つことは並大抵のことではないと思うが、同窓生としてもどうすれば母校に寄与できるか考えて活動していくべき」として、各分野で活躍する同校OBによる特別授業の実施や同校OBでつくる人材バンクの創設などを提案した。
 また、現在学校が魅力ある高校づくりの一環として取り組んでいる校名検討については、変更すべきではないとする意見も出た。

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