変わった植物、ナンバンギセルが咲く
飯島町の林公明さん宅で
ススキやチガヤに寄生する、変わった植物、ナンバンギセルの花が飯島町本郷の林公明さん宅で咲き始めた。 ナンバンギセルは葉緑素を持たない寄生植物。長い花柄を伸ばし、その先にピンク色の花を咲かせる。花柄や花の形が南蛮人が持つパイプに似ていることから名付けられた。
うつむき加減咲く、風情ある花容は「オモイグサ」とも呼ばれるハマウツボ科の1年草。
林さんは昨年冬、ヤクシマススキの根元に粉のように細かい種を数百粒まきつけた。種はススキの根に付着し、発芽し、根を伸ばし、秋には花柄を伸ばした。発芽率は低く、数百粒まいても、数本しか生えない。
林さんは「花の形が面白い。ナンバンギセルを育てるというよりも、ススキを育てることに気を配っている」と話している。
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