地元「紫輝」も本場と一緒に、ワインセミナー
南信で初めてワイン醸造技術管理士(エノログ)の認定を受けた宮田村南割区の秋山泰久さんと、飯田市のソムリエ浜島晃さんによるワインセミナーが30日夜、駒ケ根市のそば処丸富であった。浜島さん推奨のフランス、ドイツの美味しいワインに加え、宮田村特産の赤ワイン「紫輝」も紹介。参加者は長い歴史を誇る本場と、地元で育まれる・ス成長株・スを飲みくらべ、味わい深さを堪能した。
ボルドーやブルゴーニュなど有名産地のワインと一緒に並べられた「紫輝」。
原料となる山ぶどう(ヤマソービニオン)の栽培者の一人でもある秋山さんは「まだまだ発展途上だが、これからますます良くなると思う」と紹介した。
「紫輝をはじめ県の原産地呼称管理制度に認定されたワインは良質なものが多い」と浜島さん。
グラスに注ぐと、参加者からは「色がきれい」「香りも素晴らしい」とため息も。
ある女性は「すっきりしていて美味しいですね」と話した。
都内のホテルで取り扱われるなど、口コミで評判が広がっている「紫輝」。秋山さんら関係者の「地元で愛されるワインにしたい」という想いも、じわじわと根を生やし始めようとしている。