昭和伊南総合病院透析センターオープン
人工透析が必要な患者が増加する中、需要に応えようと昭和伊南総合病院(千葉茂俊院長)が敷地内に建設していた透析センター(長崎正明センター長)の工事が完了し、8日に稼動を開始する。2日、オープニング・セレモニーが現地で行われ、病院を運営する伊南行政組合(組合長・中原正純駒ケ根市長)と病院の関係者など約50人が出席してテープカットをするなどして完成を祝った=写真。中原組合長はあいさつで「センターの果たす役割、使命への期待は大きい。病院の深刻な状況の中、経営面でも貢献してくれるだろう」と述べた。
同病院での透析はこれまで救急救命センターにある透析装置3台を使って一日最大15人に対して行っていたが、設備を新たに導入するなどして12台に増やすことにより、一日最大40人に対応できる。患者が増えれば今後さらに拡充していきたい考え。
センターは鉄骨2階建てで延べ床面積約1520平方メートル。1階は20台分の駐車場。事業費は約3億1180万円。