自分を探す若者を継続支援へ
仕事など何をしたらよいか困っている若者を支援しようと、宮田村の福祉交流施設なごみ家で9月に4回に渡って自己理解セミナー「ジョブカフェ」が開かれた。村住民福祉課が県の若年者就業支援サポートセンターの出前講座を活用。グループワークを通じてコミュニケーション能力を高めることから始めたが、今後も相談やセミナーに応じるなど支援を継続していく考えだ。
同センター「ジョブカフェ信州」の支援アドバイザー杉浦元俊さんが担当し、毎回7、8人の若者が受講。
個人の意見をまとめたうえで集団で課題を克服するゲーム感覚のグループワークを体験し、自然のうちに他者と接する機会を増やした。
参加した男性は「自分はどんな仕事に向いているのか。どう人と関わりを持っていったら良いのかもっと知りたい」と話した。
村住民福祉課は外出するのが苦手な若者らを中心に幅広く参加を呼びかけたが、「就労支援」と呼びかけると、参加する人も増えたという。
「人と付き合うのは苦手だが、働きたいという意欲を持っている若者も多い。今後も個別に拾いあげ、つなげていきたい」と同課の担当者。
問い合わせや相談は村住民福祉課保健福祉係85・4128へ。