山ぶどうの収獲始まる
ワインに加工する宮田村の特産山ぶどう(ヤマソービニオン)の収獲が3日朝、始まった。昨年とほぼ同時期で、ここ数日の涼しさにより糖度も上昇。房の成り具合も良好で「今年も良質なワインができそう」と期待ふくらむ・ス実りの秋・スを迎えている。
栽培開始からちょうど10年目。13戸の栽培農家の先頭をきって、駒が原にある秋山泰久さんの畑で収獲初日を迎えた。
家族や近所の人も駆けつけて作業。たわわに実った房を丁寧にもぎ取り、午後にはワインに仕込むため村内新田区の本坊酒造信州工場に持ち込んだ。
今年は4月下旬の遅霜の影響が懸念されたが、夏場の日照りにより順調に生育。13戸全体で過去最高だった昨年の32トンを上回る35トンの収獲量を目標にしている。
作業は今後も続くが「これだけ気温も下がってくると、糖度もより増してくる。楽しみだね」と秋山さん。
最も早い新酒は「紫輝」の銘柄で12月2日のワインまつりで解禁し、発売する。