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営農指導者を対象とした獣害防除対策研修会

営農指導者を対象とした獣害防除対策研修会

 正しい獣害防除対策を知ってもらおう竏窒ニ上伊那地方事務所などによる「獣害防除対策営農指導者等研修会」が4日、南箕輪村の信州大学農学部であった。JA上伊那の営農担当者や市町村職員など約60人が参加。農学部の泉山茂之准教授、竹田謙一助教を講師に迎え、実効性のある防護さくの設置方法などを学んだ。
 有害鳥獣による被害が深刻化する中、電気牧さくや防除ネットなどが各地で設置されているが、正しく設置されていないがために、十分に効果を発揮していないケースも多い。そこで、正しい知識の普及を目的として今回の研修会を企画。信州大学農学部の協力も得た。
 講義では、竹内助教が防護さくの設置方法について説明。▽トタンや射光ネットを使用して中の作物が見えないようにする▽動物が入り込める隙間を作らない竏窒ネどといった対策が侵入を防ぐには有効であることを示したほか、動物のえさとなるような残さを畑に残さないようにすることで「ここにはえさがないと認識させることが重要」と示した。
 また、大学構内にある「防護さく見本園」で実技指導も実施。サルが登ると自分の重みで外側に倒れてくる手ぐすネットを使った防護さくなど、各動物の特性を利用したさまざまな防護さくを見学し、防除対策への理解を深めた。
 信大構内にある防除さく見本園は見学自由となっているほか、同様の研修会は11日にもある。

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