みのわ営農
稲わら買取モデル事業開始
箕輪町の農事組合法人みのわ営農(市川隆男理事長)は、新事業で、稲わらを収集し家畜飼料として畜産農家に供給する、耕種経営と畜産経営の連携による「稲わら買取モデル事業」を始めた。
輸入飼料の価格高騰により地元の稲わらの利用について畜産農家の要望を受け、事業化を検討。耕畜連携の循環型農業を推進するためモデル事業として取り組むことにした。全国農業共同組合連合会の07年度国産粗飼料増産対策事業の補助を受ける。
町内の水稲面積は425ヘクタール。このうち、モデル事業申し込み分は9ヘクタール弱。刈り取った稲わらを町内の大規模酪農家2件に供給し、わらを提供した農家にはたい肥を10アール当たり1・5トン配る。作業班が稲わらの収集に取り組んでいる。
事業は来年以降も継続し、稲わらを提供する水稲面積を増やしていきたいとしている。