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駒ケ根東が男女とも新記録で優勝

長野県中学継走荒神山大会

駒ケ根東が男女とも新記録で優勝

 第33回長野県中学男子・第26回長野県中学女子継走荒神山大会は7日、辰野町荒神山スポーツ公園陸上競技場を基点とする1周2・5キロの周回5区特設コースで開き、駒ケ根東が男女とも大会新記録で優勝した。
 上伊那を中心に県内全域から男子34チーム、女子22チームが参加。11月上旬の県中学駅伝に向けて各校の実力を試す大会にもなった。
 駒ケ根東は男女とも1区から最終5区まで一度も首位を譲らない安定した強さを発揮した。男子は、昨年、強豪松川Aが11年ぶりに塗り替えた大会記録53分0秒をさらに1分近く縮める52分07秒。女子も、大会記録1時間0分15秒(菅野A、02年、05年)を1分以上縮め、大会女子史上初めて1時間の壁を破った(58分59秒)。
 竹田正樹監督は「男女とも、1、2区で有利に立ち、3区で勝負、4、5区を堅く走る、をイメージ。3区が終わった時点で勝ちを確信した」として、レースがイメージ通りに展開したことに満足。駒ケ根東中陸上部顧問に就任以来3年目にして、課題だった「小規模校の生徒が抱える精神面の弱さ」の克服にも成功しつつあることを喜んだ。
 選手らはいずれも11月の県中学駅伝を常に意識している様子で、2年生の天野進部長、福沢志穂副部長は「県中を予想する大会で優勝できて嬉しい。大会記録を塗り替えようと皆で思っていた」「昨年県中で負けたことがすごく悔しくて、このままでは終われない、来年こそはと思っていた。優勝できて良かった」とそれぞれ安堵の色を見せた。
 一方で、各種大会を経験してきた実力派の福沢潤一男子チーム主将と篠田美樹女子チーム主将は「ライバルが県中に向けてどんな調整をしてくるか分からない。安心しないで向かっていきたい」「体調面を管理してレベルアップを図りたい」と気を引き締めていた。
【男子総合順位】
(1)駒ケ根東A(52分07秒)福沢潤一、小林純平、竹村亮作、天野進、久保田光(2)松川A(53分46秒)(3)野沢A(54分31秒)(4)栄(5)駒ケ根東B(6)鉢盛A(7)中川A(8)豊科北A(9)伊那東部A(10)駒ケ根東C
【女子総合順位】
(1)駒ケ根東(58分59秒)湯沢ほのか、福沢志穂、篠田美樹、竹村知世、寺平稚博(2)長野西部(1時間0分55秒)(3)赤穂(1時間1分40秒)(4)菅野(5)鉢盛A(6)松川A(7)豊科北A(8)松川B(9)野沢(10)辰野
【男子区間優勝】
▽1区=福沢潤一(駒ケ根東A)▽2区=臼田稔宏(松川A)▽3区=竹村亮作(駒ケ根東A)4区=天野進(駒ケ根東A)5区=広瀬健一(栄)
【女子区間優勝】
▽1区=湯沢ほのか(駒ケ根東)▽2区=北田萌(長野西部)▽3区=篠田美樹(駒ケ根東)▽4区=竹村知世(駒ケ根東)5区=小穴春花(菅野)

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