海外協力隊初の青年、シニア合同入所式
JICA(国際協力機構)駒ケ根青年海外協力隊訓練所(山形茂生所長)は10日、これまで時期をずらして別々に行ってきた青年海外協力隊(20縲・9歳)とシニア海外ボランティア(40縲・9歳)合同の07年度第3次隊の派遣前訓練入所式を開いた。全国から応募して試験に合格した青年119人、シニア64人の候補者計183人が出席し、正式隊員を目指して訓練を開始した。山形所長はあいさつで「派遣先の厳しい環境の中での活動は決して容易なものではないと思うが、その困難に立ち向かうため、65日間の訓練に精いっぱい励んでほしい」とした上で「青年とシニアが双方の持ち味を吸収し合い、訓練の成果を上げることを期待する」と激励した。候補者を代表して漁業技術教育員としてフィジー派遣予定の青・ス正樹さんは「初心を忘れず訓練に取り組み、晴れて隊員となって海外に旅立てるよう精進することを誓う」と宣誓した。
派遣前訓練はこれまで年3回行われ、期間はそれぞれ70日間だったが、来年度からは年4回、期間は各65日間となる。