高校生とともに自転車盗の街頭啓発
「街頭犯罪等抑止総合対策月間」活動の一環として伊那署は10日朝、上伊那遊技場組合と協力し、JR伊那市駅前で自転車盗への注意を促すための街頭啓発活動をした。関係者や伊那弥生ヶ丘高校の生徒12人が参加し、自転車の防犯施錠(ワイヤーロック)100個や啓発チラシを通学中の高校生に配った。
防犯施錠は、自転車盗の被害が多い竏窒ニし、県遊技業協同組合から県下9地区の遊技場組合を通じて寄贈のあった一部。寄贈は県内全体で3600個あり、伊那署には上伊那遊技場組合を通じて250個が送られた。
同署によると、同署管内の自転車盗発生件数(9月末現在)は前年同期比と同じ91件で、以前として減らない状況。特に高校生の被害が中心で、盗まれる自転車の多くは未施錠だという。また、侵入窃盗の空巣が前年と比べて16件増の50件発生しているとして、注意を呼びかけている。
県警察署では同月間と全国地域安全運動(11縲・0日)に合わせ、県下の各警察で寄贈のあった防犯施錠を配っている。伊那署では、残りの150個を11、12、25日の3日間、伊那市や箕輪町の大型店前で伊那防犯協会連合会や伊那エンジェルス隊が配布。12、25の両日は県下一斉となる。
10日朝、JR伊那市駅前で自転車の防犯施錠を配布する高校生たち