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選定委員会で市の歌・花・木・鳥の候補決まる

11月に市長へ報告

 第4回伊那市の歌・花・木・鳥候補選定委員会(春日博人委員長、15人)が10日、伊那市役所であった。歌は旧伊那市の歌、花は「さくら」、木は「かえで」、鳥は「らいちょう」に決まった。次回(11月16日)、選定理由をまとめ、小坂市長に報告する。
 花は「独自性を出すには、コヒガンザクラが良い」との意見もあったが「市内にある桜の種類は多岐にわたる。日本一の桜の里づくりを目指しているため、種類を特定しなくても良い」と「さくら」でまとまった。
 木は「カツラ」「ケヤキ」が1人ずつ。そのほかは「カエデ」で「観光面から春の桜、秋のカエデでアピールできる」「秋の色づきが美しく、親しみやすい」などが出た。
 鳥は、南アルプスに生息するライチョウ。「アルプスを象徴する鳥」などとして決まった。将来、絶滅することがないよう保護する取り組みの必要性も挙がった。
 歌は、前回会議で旧伊那市の歌で良いとする意見が大半を占め、異論はなかった。
 表記は、やわらかさを感じるひらがなに統一した。
 春日委員長は「委員の意向が固まり、伊那市らしいものが出来たと思う」と話した。

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