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園児が殿島端の解体作業を見学

園児が殿島端の解体作業を見学

 伊那市の東春近中央保育園(青木大津子園長)の園児約60人が18日、昨年の7月豪雨により橋脚の一部が沈下し、今月末までに姿を消すこととなった西春近と東春近をつなぐ殿島橋の解体・撤去作業を見学した=写真。
 昨年の7月豪雨については、園児らの中にも避難勧告が出たことを記憶として留めている園児もおり、子どもたち一人ひとりが、自然の脅威というものを間近に感じた。そんな中、今回新たな橋の建設に伴なって殿島橋が解体されることとなり、園児らに災害復興の様子や実際の工事現場を間近で見てもらおう竏窒ニ、工事を請け負う南重建設(本社・伊那市美篶、牧島勇社長)が殿島橋近くにある東春近中央保育園に声をかけた。
 解体工事現場に到着した園児らは、現場責任者から解体用機械について説明を受けながら橋が取り壊される様子を見学。橋げたや路面部分が崩れ落ちる瞬間を注意深く見守っていた。
 約70年の歴史に幕を閉じることとなった殿島橋だが、一部の地元住民らは殿島橋の歴史を残たい竏窒ニ、欄干部分の保存、展示を検討している。

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