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上・下水道料金を改定

審議会が諮問通り答申

 伊那市の上下水道事業運営審議会(福沢良一会長、18人)が18日、市役所であった。合併に伴う水道料金・下水道使用料の改定について、小坂市長に諮問通り答申した。伊那区域に変更はなく、高遠町・長谷区域は伊那区域との差額の2分の1を目安に詰める。来年4月に施行する予定。
 前回(9月)に算定方法の統一と段階調整を諮問し、委員が内容を協議。
 高遠町・長谷の地域協議会にもそれぞれ説明したが、質疑は出たものの、反対意見はなかった。
 答申を受けた小坂市長は「水は生活に欠くことができないもの。市民が水の利用を享受できる施設整備をしていきたい」と述べた。
 市議会12月定例会に料金改定にかかわる条例改正を提案。可決後、住民に周知していく。
 一般家庭(4人家族)の標準的な使用水量(1カ月約20立方メートル)の上水道料金は伊那が3280円で、高遠町が現行に比べて56円増の3210円、長谷が304円増の2970円。基本料金に口径を新たに設けた。下水道使用料は伊那が3100円で、高遠町が118円減の3300円、長谷が78円減の3350円。口径別、使用水量によって増減がある。
 料金改定は、合併協議で「合併後6年目(11年度)から統一料金とする。住民負担の急激な変化を避けるため、段階的に調整する」となっており、伊那区域の料金を基準に、08、11年度の2回で統一する。

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