手良小1年 子ヤギの飼育に向け熱意
伊那市の手良小学校1年生(上島猛教諭・24人)は20日、学校の参観日で「ヤギさんをむかえるかい」を開いた。保護者ら約30人が見守る中で、児童一人ひとりが飼育に向けた思いを発表し、世話をしながら一緒に生活していくことを誓った。
カエルやイモリなどを育ててきた1年生は1学期、地区内の「酒井牧場」を見学し、牧場主の協力でヤギを借りて飼育することを決めた。夏休み後には近くの「向山製材所」から木材をもらい、自分たちで校庭南側に小屋を造った。ヤギは19日に牧場から引越してきた。
植木行雄校長が「これからが大変になるけど友だちと力を合わせて頑張って」と呼びかけると児童は大きな声で「はーい」の返事。毛色が白茶色で生後6カ月の子ヤギを「ミルクチョコ」と命名し、「きちんと世話をするからね」「早く赤ちゃんを生んでね」などと話しかけていた。
子どもたちは、ヤギを育てながら命の尊厳について学んでいく。