07年度箕輪町功労者表彰受賞者決まる
07年度箕輪町功労者表彰の受賞者が決まった。自治振興、産業振興、公共土木維持改善、社会福祉の4分野で5人が受賞。本年度の5人を含めこれまでの受賞者は203人になった。表彰式は11月3日午前9時30分から、町役場講堂である。
受賞者は桑沢幸好さん(75)=自治振興、松田正光さん(70)=自治振興、赤羽栄治さん(79)=産業振興、浅川長利さん(72)=公共土木維持改善、田中弘子さん(73)=社会福祉=。
功労の内容は次の通り(敬称略)。
◆桑沢幸好=沢=87年4月箕輪町議会議員に当選以来、5期20年間にわたる議会活動を通して地方自治の進展と健全な議会運営に献身努力した。議会総務委員長、議会運営委員長、議会副議長の要職を歴任した。さらに箕輪町交通安全協会沢分会長、沢区議会議長などの公職を歴任、県道与地辰野線整備期成同盟会会長、主要地方道伊那箕輪線工事対策委員長を務めるなど、地域振興と道路整備の促進にも大きく貢献した。また、昭和30年代の箕輪町連合青年会の活動は、現在箕輪町と静岡県浜松市庄内地区との地域間交流事業として根付いている。
◆松田正光=松島=83年4月、初当選以来3期12年にわたり、箕輪町議会委員として議会活動に精励し、町政の進展と社会福祉の増進に多大な貢献をした。在任中は一貫して議会総務委員として、また同副委員長、同委員長、さらに議会副議長を歴任するなど、民生の安定と公正無私を旨とした是々非々の立場で円滑な議会運営に意を注いだ。この間、伊那消防組合、上伊那地域行政事務組合、伊北粗大ごみ処理施設組合の各議員の公職も歴任した。さらに、箕輪町土地開発公社理事、同監事も務め、町の産業の振興にも大きく寄与した。
◆赤羽栄治=松島=家業継承以来今日まで生来の起業精神と技術革新への探求心を遺憾なく発揮し、町内外の鉄工技術者の指導育成に尽力し、今日の業界の発展に大きく貢献した。この間、町内鍛冶屋業、鉄工業者をまとめ溶接技術研究会設立に奔走、同会会長として22年間、また上伊那溶接工業協会では15期30年にわたり理事を歴任した。また、63年4月から2年間を箕輪町商工会理事として、74年4月から3年間、同商工会松島支会副会長、松島北商栄会会長の任にあり、74年4月から29年間、伊那法人会理事として産業の発展に多大な尽力をした。
◆浅川長利=三日町=86年浅川建設工業の代表取締役に就任以来、上伊那道路舗装協会長、長野県建設業協会伊那支部理事、同監事、長野県建設業協会理事、同監事など多くの要職を歴任。町内外の建設業界の発展に尽力するとともに、その卓抜した指導力で社会資本の整備充実と公共土木行政の進展に多大な貢献をした。06年7月豪雨災害時には、町内建設業界挙げての迅速な対応と適切な復旧工事のため陣頭指揮を率先垂範し、災害復旧事業に多大に貢献した。また、かねてから福祉、教育に深甚なる関心を持ち、多額の浄財を町に寄付している。
◆田中弘子=福与=92年12月から2期6年間を箕輪町民生児童委員として、また在任後半の95年11月には人権擁護委員を併せて拝命し、この任は現在まで12年の長きにわたり、常に崇高な精神と卓抜した人徳をもって献身的な活動をし、社会福祉の向上に多大な貢献をしている。伊那人権擁護委員会副会長、長野県人権擁護委員会連合会副会長を歴任するなど、町内外での人望も厚く職責に精励している。また、上伊那連合婦人会理事、箕輪町連合婦人会会長、日赤奉仕団委員長などの役職を歴任するなど公共福祉の増進と民生の安定に寄与している。