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205/(月)

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伊那合同庁舎で総合消防訓練

伊那合同庁舎で総合消防訓練

 伊那市の県伊那合同庁舎で26日、総合防災訓練があった。職員や来庁者など約200人が参加し、消火や避難誘導、負傷者の搬出などに取り組んだ。
 訓練は火を扱うことが増える冬場に向けて毎年この時期に実施している。今回は、駿河湾を震源として伊那市では震度6程度の地震が発生したことにより、庁舎地下にある食堂から出火したことを想定。地震発生後、一般職員は来庁者に対するすみやかな避難誘導を行い、伊那消防署員によるはしご車での救出も行われた。また、消火訓練には同庁の職員らでつくる自衛消防団員らが臨み、「火事だ」と大きな声で周囲に知らながら消火器で消火した=写真。
 伊那消防署の小松研予防課長は「全体を通してスムーズにできたと思う。実際に震度6の地震が起きた場合は混乱が起こるので、大きな声で呼びかけて欲しい。また、市内で同時に火災などが発生すれば消防車が来られないことも想定される。自分たちの職場は自分たちで守るように心掛けてほしい」と講評した。
 また、団長の宮坂正巳上伊那地方事務所長は「有事がの場合、一人ひとりが役割をしっかりと認識して取り組んでほしい」と語った。

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