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林良雄さん(70)

飯島町代表監査員、県監査委員協議会長

林良雄さん(70)

 飯島町の代表監査委員を6年半務め、昨年から県監査委員協議会
監事、今年3月に会長に就任。8月には監査を通して、地方自治の発展に貢献したとして、協議会長表彰も受賞した。
 「住民の代表として、町財政などをチェックする役割。決算審査では1年間の町政を審査し、議会報告を通して評価すべき点、改善すべき点などについて町民に正確に伝え、そのことで、町に対する町民の思いが深まることを願っている」。
 また、06年度の町政運営については.中期総合計画・ふるさとづくり計画を着実に進めたことを評価する一方で、「町が第2の夕張にならないためには、プライマリーバランスを重視した財政運営をすべき」と指摘する。
 飯島町生まれ、高校卒業後、駒ケ根市の丸山富高税理事務所に37年勤務し、その後、酒井事務所に移り、14年目。事業所の決算、税金の申告などに携わり、「高度成長時代からバブル期、バブル崩壊、現在まで、数字を通して、時代の明るい部分も影の部分も見てきた」。
 客間には県監査委員協議会長表彰と並んで、児童福祉大会の県知事の賞状も飾られている。
 「伊那市のたかずやの里へ、年2回40年間、わずかではあるが寄付を続けてきたことが認められた」とか。
 火山峠を越え、高遠町に仕事に行く時にいつも、たかずやの前を通っているうちに「恵まれない子どもたちに目をそらさず、何か、自分にできることはないか」と考え、寄付を始めるようになったと動機に触れた。
 また、趣味のマジックで、仲間と一緒に、施設訪問などのボランティア活動も続けている。マジックは近くの宮沢大造さんに勧められ、20年前から始めた。20年間に30種類ほどの技を習得した。得意な芸は水もので、シルクのスカーフの中からワインボトルを出したり、トルコ帽の下から卵を出したり、消したりすること。「失敗して卵が割れて、服を汚したこともあった。1つの技をマスターし、披露には、あらゆる失敗を経験する」とか。
 また「マジックは生きがいであり、ボケ防止にもなる。マジックは人に喜んでもらえ、ストレス解消にもなっている。これからも続けたい」と話した。
 妻と長男夫婦孫3人の7人家族

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