認知症を考える講座
認知症への理解を深めてもらおうと駒ケ根市は31日、一般市民を対象にした「認知症を知る講座 基礎編」の第1回講座を市役所南庁舎で開いた。約50人が集まり、諏訪市の県介護センター所長丸山直道さんによる講義「認知症高齢者の正しい理解と私たちの役割 大切な一人ひとり」を聴いた=写真。「88歳になる母がアルツハイマー性認知症。誰にとっても人ごとではない」という丸山さんは認知症の現状や原因などについて説明した上で、認知症の人への対応について「介護する側からされる側に立場が変わったつもりで考え、かけがえのない一人の人間として接する気持ちが大切だ」と訴えた。
講座は11月15日にも開かれ「認知症支援劇」や「認知症の方への接し方」などの講習が同会場で行われる。