駒ケ根市農集排しゅん工プレ・イベント
約20年をかけて市内8地区で進めてきた農業集落排水整備事業が今年ですべてしゅん工することから11月に総合しゅん工式を行う駒ケ根市は30日、プレ・イベントとして上穂沢川にアマゴの稚魚約500匹を放流した。近くの赤穂南小学校の3年生児童約90人が参加し「大きくなってね」「元気でね」などと言いながら、一人数匹ずつのアマゴを川に放した=写真。上穂沢川には中割、南割、赤穂南部の3地区の農集排施設から処理水が放流されている。
関係者約10人と児童らが出席した式典で原寛恒副市長は「以前は大変に汚れていた川の水が、農集排を整備してきたおかげでようやくよみがえった。これからも魚がすくすく育つような水環境を守っていこう」と呼び掛けた。
市は農集排整備事業に1983年度に着手した。処理施設、管路、汚泥処理合計の総事業費は152億6千万円。